今年もあと少しで終わろうとしています。
酒蔵の木彫りの看板があるのをご存知でしょうか?
これらは蔵元が明治二十年頃から取引のあった特約店に贈呈したものです。
けやき材でかなりの重量、、、
文字は髭文字(ひげもじ)といって江戸文字(えどもじ)のひとつで、文字に髭がついているのが特徴です。
その細部は、看板の真偽を見分ける鍵になっていました。
しかし、髭のついた文字を手彫りするとは、当時の職人さんの技術には頭が下がります。
一枚板で木の年輪模様がとても綺麗、年月でこっくりとした色になり、いい感じです。
大切に守っていきたいと思います。
銀座の店舗には、お酒と共にこれらの看板が七枚ほど飾ってありました。
私が最初に店に訪れたとき、つい見上げてしまったのを思い出します。
事務所の移転で今は、壁に三枚かざってあります。
これらがあるので、殺風景な事務所も酒屋の事務所になりますね。
さあ、大掃除です。
今年もありがとうございました。の気持ちを込めて磨きたいと思います。